記録と語り 記録に残ったことと、後から語られた話を分けて見る

人物

大村由己おおむら ゆうこ

1536年(天文5)ごろ〜1596年(慶長元)

秀吉の御伽衆(おとぎしゅう)。秀吉の事績を記録する役目を担った人で、このシリーズでは重要な書き手です。

一呼び名の移り変わり

当チャンネルは、その時期の呼び名を使います。章の途中から見る人のために、初めて出るときは毎回「のちの○○」と添えています。

時期呼び名補足
全章 大村由己 ―

二史料での書かれ方

同じ書き手が、3年のあいだに秀吉の出自の書き方を変えています。

- 1582年 『惟任退治記』:「秀吉所生、元是非貴」(秀吉の生まれはもともと貴いものではない)- 1585年 『任官之記』:母の父は「萩中納言」、母は禁中に宮仕え ── 貴人の血筋をにおわせる

境目は関白就任です。出自の話が「誰の都合で、いつ変わったか」が見える、このシリーズでいちばん重要な史料のひとつを書いた人です。

三出てくる章

第一章「誰でもなかった兄弟」