記録と語り 記録に残ったことと、後から語られた話を分けて見る

史料ガイド

『明史』みんし

外から見た記録 日本の外で書かれたもの。書き手の立場と伝聞に気をつける

書いた人清の官撰
いつ1739年(乾隆4)完成
使っている章第一章「誰でもなかった兄弟」

一どんな本か

明の正史。巻322の日本伝に、秀吉についての記述があります。

二読むときに気をつけること

出来事から150年ほど後に、別の国で編まれた正史です。時代が離れている分、話はさらに変わっています。

信長が狩りの途中、木の下で寝ていた男を捕らえると「平秀吉、薩摩州人之奴」(薩摩の人の奴)と名乗り、馬の世話をさせて「木下人」と名づけた、とあります。「木下」という名字の由来が、木の下で寝ていたことにされているわけです。

正史に載っていることと、史実であることは別だ、という例として使います。

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